将棋の勝ち負けの決まり方、知ってますか?【反則負け編1〜二歩〜】
将棋のルールついて紹介・考察していくこのシリーズ。
概要は前回、
を参照ください。
今回取り上げるのはこちら。
【2.反則負け】
駒の動かし方の次に教わるのが将棋の反則について、かもしれません。
将棋というゲームを成立させるためのルールですから、必ず把握しておかなければなりませんし、即負けなのも納得です。
が、中高生レベルだとそこでトラブルになったりするわけで、当時は頭を悩ませたものです・・・
さて。いくつかありますので、それぞれ紹介します。
今回反則負けを調べる上で、このようなページを見つけました。
プロにおける反則負けや、歴史等々は上記や別の記事に任せます。(面白い記事が会ったら追記します)
ですので、私の体験談や解釈などを紹介します。
ちなみに私は、公式戦で反則をしたことはありません。(記憶がない、と言った方が正しいですね)
未遂はあったんですけどね。後述します。
1.二歩
同じ列に歩を打つこの反則。ちゃんと見ればいいじゃんと思うかもしれませんが、これが意外に気づかないものです。
学生の場合は切れ負けが多かったので、最終盤の白熱した局面で二歩をして終了、というのも何度か目にしました。
私は歩を打つときは必ずその筋を確認するようにしているので、打ったら二歩でギリギリ手を離して逃れたと言った経験もありません。
チェックするのは1秒で済みますから、絶対やった方が得です。
逆に、相手の二歩は絶対に見逃さないようにしてました。
底歩を打った後は、歩を叩いたりしないかなーと思っていたものです笑
【二歩にまつわる私のエピソード】
確か高校1年時の個人戦。
対中飛車で私が少し不利な局面で、相手が二歩をしました。
どんな二歩だったかは忘れました。相手も気づいていない様子です。
ただ、思っちゃったんですよ。
これで終わらせるのはもったいないって。
私は気づいていないふりをして続行し、自然な流れで二歩を解消しました。
結果は負けです。二歩を見逃した自分に酔ってたところもあったかもしれません。
観戦者はいませんでしたし、感想戦で触れられることもなかったのでおそらく相手は最後まで気づいていなかったと思います。
高校1年の私は勝負よりも将棋を重視していた時期なので、悔いはないです。
中学生だったら即指摘して即勝ちを拾っています。
団体戦だったら絶対に見逃しません。自分だけの問題ではないですから。
今、まさに今書きながら、指摘した方が相手の為になったのではないかと思っています。
公式戦での反則負けは(よくも悪くも)貴重な経験です。トラウマになる人もいるでしょうが、それでやめてしまうようであればそれまでだったということです。
ここで二歩を経験したことで、もっと大勝負の時に二歩をしなくてすんだと言うこともあるかもしれません。
今の私は将棋そのものを布教させたい想いなのでこういう発想に至ったわけですが、当時は自分のことしか考えてないですからね。
ということでみなさん、二歩は一度経験した方がいいですよ!
その勝負が大きければ大きいほど良いです。いや、その前に一度経験しておいて、大勝負で二歩をしそうになったときに指摘してくれた相手に感謝しましょう笑
少し長くなったので、他の反則負けについてはまた次回とします。他はあまりエピソードと呼べるものがありませんので、さらっと流すかもしれません。
次回、打ち歩詰め編はこちら。