日常は気付きの宝箱

徒然なるままに、書きたいことを書いています。将棋・読書・アニメなどなど。

将棋が仕事に与える影響

 

将棋をやってる人は頭がいいとたまに聞きます。

ほんとでしょうか?


「東大に入るよりも将棋のプロになる方が難しい」 とは米長先生の言です。
まあ、これは半分冗談だと認識していますが、実際狭き門ではあります。

 

年に四人しかなれず、年齢制限もある。
でもそれは、頭がいいから通過できるものでは無いと考えています。

努力なのか、才能なのか。
いずれも持ち合わせていない私には遠い世界ではありますが、でもそれだけでは無いと言う人もいます。

プロになったとしても、その中で日の目を浴びるのは一部だけ。
そんな勝負の世界がプロの世界だと考えています。

本題から逸れました。

将棋をやってる人は頭がいいのではなく、頭の使い方がいい、と思っています。


今回は具体的にどのような使い方をしているのか、実生活にどう影響しているのか、特に仕事をする上で、に絞って紹介したいです。

 

私が将棋をやっててよかったと感じるのは、

 

1.論理的な思考

2.並列的な思考

3.集中の仕方

上記三点を身に付けられたことです。

それぞれ自分なりの解釈を説明します。

 

 

1.論理的な思考

将棋の基本は「三手の読み」だと思っています。

自分がこう指す、それに対して相手はどうする、そして指したい手を指す。
それを繰り返していくことで自分の思い描いた局面を作り出す。

この中には運の要素は一切ありません。

それこそが論理的思考です。

仕事をする上でものすごく重宝しています。
特に私は接客業ですので、組み立てを考えるのは得意です。
もちろん、思い通りに行かないことの方がほとんどではありますが・・・笑

 

一緒に働いていて、その場のノリで頑張っている人のなんと多いことか!それでなんとかなっている人もいますし、悩んでいる人も多くいます。


数学的思考を身に着けるのは数学だけでなく将棋でもできると思っています。もちろん、将棋だけでは無いと思いますが。

流行ってるから将棋始めてみようかな、と言う人にメリットを伝えるならこれが一番かもしれません。

 

2.並列的な思考

ご存知かと思いますが、一局あたりの指し手の組み合わせは10の220乗と言われています。
これは平均手数と一局面あたりに可能な指し手をかけただけなので、AIが思考する手数なのですが。
現実的には一局面でせいぜい5手くらいでしょうか。それを十数手読んでいき、その中で一番良い手を比較する。

こんなことを対局中に考えています。

 

考えたことをまとめて、比較して検討する。
一番良い方法がどれなのかを突き詰めて考える。

仕事ができる人の考え方な気がしませんか?笑

 

私の場合は、将棋では得意なんですけど、なかなか仕事には生かせておらず・・・

でも、考え方としては重要と思っています。

 

3.集中の仕方

プロの将棋では一手に2時間かけて思考をするということはざらにあります。

ずっと考え続けているわけでは無いでしょうが、アマチュアレベルでも10分間考えることはあります。
これは私の感想ですが、アマチュアの場合は持ち時間が少ないので短い時間で考えなければなりません。
頭の中で局面を動かすことになりますので、当然集中力は必要になります。

どちらかと言えば上記の思考力、に値すると思うのですが、いざというときに集中して取り組めるのは将棋をやっていたおかげだと感じています。

ただ、そのスイッチが入ることが少ないんですが・・・笑

 

以上三点、私が将棋をやって身に付け、仕事に活かせているスキルです。

ぜひ、社会人の周りの人で将棋に興味がある人にはこういうスキルを身に付けるために、で布教してみていかがでしょうか。

 

まずは私が結果を出してみます。