日常は気付きの宝箱

徒然なるままに、書きたいことを書いています。将棋・読書・アニメなどなど。

当ブログのコンテンツ紹介

当ブログを初めてご覧いただく方向けです。

 

ページ右部のカテゴリを見ていただければ大体の内容はわかると思いますが、複数回に渡っている物もあるため見辛いと感じてます。

 

シリーズものを中心に、このブログの記事を紹介します。

 

随時追記します。

 

 

 

 

【将棋の勝ち負けの決まり方、知ってますか?】

kicktan.hatenablog.com

 

投了から始まり、反則負け、時間切れなど・・・
自分の体験談やプロの例などを紹介してます。

このブログの最初のシリーズで、かなり自分の想いを乗せました。

 

 

【将棋はどうやったら強くなる?】

kicktan.hatenablog.com

 

序盤・中盤・終盤の勉強法を、レベル別に紹介しています。少し昔を思い出しながら書いています。

 

 

【将棋図巧解いてみた】

kicktan.hatenablog.com

 

将棋無双とともに、全て解いたらプロになれると言われている詰将棋集。
諦めずに解いていきます。

 

 

その他、ビジネス書の紹介も読むたびに紹介してます。読書感想カテゴリをご覧ください。

 

 

将棋はどうやったら強くなる?【序盤編】

   

突然ですが、将棋が強い人の条件ってなんでしょう。

 

いろんな手を読める人?詰将棋が強い人?
才能?運?環境?

様々あると思います。それでも私は、

『情熱を持って努力する』

が第一条件だと思います。

異論は受け付けます。努力してないけどなぜか強い、という人もいるかも知れません。

実は努力しているのかも知れませんよ?

 

努力の形は人それぞれ。実戦を指すことが努力の人もいれば、本を読むことが努力の人もいれば・・・


ということで、将棋の勉強法を考えてみました。

今回は序盤編。

 

序盤編


私の考える序盤の勉強法は以下の三つです。

  • 定跡本を読む
  • 上級者に教えてもらう
  • プロの実戦を見る

・定跡本を読む
一番近道だとは思います。定跡とはその名の通り、今までの歴史の積み重ね。最適解を示してくれているようなものだと思っています。

ただし、最近は定跡が目まぐるしく変化しますので一冊だけで戦えるほど甘くはありません。
それでも一つの戦法を指せるようになると自信になります。
完全自己流でなんとかなるのは一部だけ。
一冊を読み切ることができれば、中級者の仲間入りです。

 

・上級者に教えてもらう
本で読むよりもわかりやすいと思います。ここでいう上級者というのは自分よりも実力が上の人、ということで級位者ではありません。

ただ、教えてもらう人によるのかな、と。
いろんな戦法を知っている人ならまだしも、一つしか知らないとか感覚派だったりとか・・・
部活や道場ならいろんな人に聞けますけど、親や知り合いに教えてもらった場合はそれが全てではないと思った方がいいと思います。

・プロの実戦を見る

時間はかかると思いますが、最終目的地は高いかなと思っています。

定跡書も一緒にあればなおよしですが、プロの真似をするのは悪いことでは決してありません。
その意味を理解しようとすると物凄い時間はかかると思いますが・・・
誰か一人のプロの真似をするだけでも全然違うと思います。

 

プロっぽい手を指す。これだけでも強く見えるものです。

私は王道の覚え方だと思っています。

めちゃくちゃ時間はかかりますが。

 

 

以上を踏まえて、レベル別に紹介します。

 

初心者向け

とりあえず指せるようになりたい!

という初心者に私がオススメするのは、とにかく本の通りに指すことです。

 

戦法は居飛車棒銀。これだけでも十分指せちゃいます。

ただ、あまり棒銀の本無いんですよね・・・

shogi-joutatsu.com

 

いろいろ調べたとこだとこのサイトがわかりやすいかと。

 

 

部活等であれば、ある特定の人にずっと教えてもらうのがいいでしょう。

まず一つ指せるようになる。その経験は居飛車から振り飛車に転向しても無駄にはならないと思います。


中飛車もオススメです。

hachimitsushogicafe.com

 

いずれも、自分の指したい手が指せるのがオススメポイントです。
四間飛車は形は簡単ですが、相手の手に対応しなくてはならないので、むしろ上級者向けだと思っています。

 

中級者向け

戦法を一つ覚えたら初心者脱出です。
その後どうするか。

 

一つの戦法だけでなく、二つ以上の戦法を覚えるのが良いと思います。

結局自分に合ってる戦法は自分でしか見つけられないと考えているため、いろんな戦法を指すことが得意戦法を見つける第一歩だと思っています。

 

いくつか指してみて、楽しいかどうか。判断してください。

勝率は関係ないです。

楽しく感じた戦法を指し続けるのが上達の一歩です。

ぜひ、楽しい戦法を見つけてください。

 

上級者向け

将棋ウォーズで初段くらいになったら。

 

プロの将棋を並べることをオススメします。

序盤の細かいところは覚えているでしょう。序中盤の指し方は定跡書だけではなかなか難しいです。

プロの将棋で近い局面を探してみる。

自分が指してる戦法と同じ人を見つけて並べまくる。

 

もしくは自分で研究して、実戦でトライ&エラーを繰り返す。

 

どうやって自分の知識をアップデートしていくか、ですね。

ちなみに私は後者でした。

 

有段者向け

 

ここまで来たら序盤に関してはいうこと無いでしょう。

今までの知識をどう忘れずにアウトプット出来るかでは無いでしょうか。

 

また、未知の形に対応できるように乱戦に飛び込むのもアリかもしれません。

 

私は三〜四段の時に好んで乱戦に持ち込んだりしていました。

あまり良い結果になったとは思いませんが・・・手段の一つとして。

 

 

さて。いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になったところがあれば書いた甲斐があったものです。

 

 

随時追記します。
ぜひ気になったところがあったらコメントくださいね。

 

将棋図巧解いてみた【第6番】

 

将棋図巧

第6番です。今回からはリアルタイムで更新してみます。

 

11月29日

1日目(30分)

初手は32銀でほぼ確定。

同玉に、

①24桂23玉13飛

同香なら12角で詰みだけど34玉があるからダメ。

②43角はどうか。

同金同歩成31玉32と同玉

24桂か、41馬か。

 

どっちも詰まなさそう・・・で今日は終わり。

 

12月3日(15分)

上記の筋を再度確認した程度で終わり。

 

 

 

将棋図巧解いてみた【第5番】

今日は将棋図巧第5番を解きました。

 

図面等はシリーズ初回、

kicktan.hatenablog.comこちらをご覧ください。

 

第5番も図面が狭いのでほぼ一直線でした。
一箇所だけ、見えにくいところがありましたが・・・

 

以下、答えに関わる部分です。

 

 

 

 

 

 

打ち歩回避であることはすぐにわかります。

93飛成〜92飛不成が見えるか、が最初のポイント。

その後84歩~85歩で、83玉になった次の手が最大の難関でした。

 

82馬!

 

この手を見つけた時の感動を共有したいです。
同銀に74馬の形が非常に見づらいです。そこまで見えて仕舞えばあとは一直線。

 

最後は習いのある龍捨てからの横金でフィニッシュ。

時間をかければ解けそうな問題ですね。

 

所要時間:20分

 

将棋図巧 5番/100番

 

 

 

【最終回】将棋の勝ち負けの決まり方、知ってますか?【引き分け編】

 

ルール考察編、今回で最終回です。

その他のルールは初回、投了編をご覧ください。

kicktan.hatenablog.com

 

今回は引き分けについて。

引き分け

将棋が引き分けになるケースは千日手持将棋だけです。

ただ、反則よりも経験したことがある人は多いのではないでしょうか。


千日手

1.同一局面が4回現れた時点で「千日手」となり、無勝負とする。また、循環手順の途中で両者合意があった場合には、同一局面4回未満であっても千日手指し直しを認める。
2.千日手が成立していた場合でも、両対局者が指し継いだ時点で千日手を打開したものとみなし、同一局面に戻らない限り、指し直しとはしない。

 

www.shogi.or.jp

日本将棋連盟HPより引用しました。

 

ここで注目すべきなのは二点。


1.千日手の成立条件

同一局面が4回現れた段階で、とあります。

同じ手を繰り返したら千日手、とイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。(むしろ千日手の語感からするとこちらのほうが近いですよね)

 

そうすると、局面は同じだけど手順が違うから千日手にならない
・・・ということが実際にありました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

shogipenclublog.com

 

秒読みだといくらでも稼げちゃいますからね。ただ、それまでルールが変わらなかったのは暗黙の了解みたいなところがあったのでしょうか。

マチュアの大会等でトラブルが起こっていなかったか、気になります。
手順をうまく再現できなくて、千日手じゃなかったけど千日手になってしまった、とか・・・あまりないか。

 

2.千日手はお互いの認知により成立する

4回繰り返したら自動的に成立する訳ではなく、その前でも千日手とお互いに認めたら成立。逆にお互いに続ける意思があれば続行できる

と読めます。

たいていの場合は4回くらい出てきたところで「千日手ですかね」となるわけですが。

 

お互いが続ける意思があるという状態はかなり特殊で、どちらも良いと思っているということですよね。私はみたことありません。

 

アプリにおいては、自動判定になっていることが多いですね。

将棋倶楽部24だけは自動判別でなく「引き分け」を自ら選ぶ必要があります。

 

 

持将棋

 

持将棋とは双方(少なくとも片方)の玉が敵陣3段目以内に入り(以下、「入玉」と言う)、どちらも相手の玉を詰ます見込みがなくなった場合を指す。
1.持将棋は両対局者の合意によって成立する。
 ①玉を除く大駒1枚を5点、小駒1枚を1点として数え、両対局者の点数が各々24点以上あるときは無勝負とし、持将棋指し直しとなる。
 ②どちらか片方の対局者の点数が24点に満たない場合は、満たない方の対局者の負けとなる。

 

こちらも先ほどのページより引用。 

宣言法も関係してきますので、宣言法に関しては下記記事をご覧ください。

 

kicktan.hatenablog.com

 

元々持っているのが27点ですから、3枚くらいだったら無くなってても許容範囲、ということでしょうね。

なぜ24点なのかはわかりませんでした。 

 

これも千日手と同じく両者の同意が必要とありますが、負けてるほうが同意せずに・・・という事例は見たことないです。

マチュアでは宣言法が採用されてることが多いですね。上記のトラブルを減らしたり、対局時間を伸ばさないためだと思います。

 

 

引き分けの場合の指し直し規定


これまた将棋連盟のHPより引用します。

千日手持将棋が成立した場合は、30分の休憩後、即日、先後を入れかえて指し直す。

 

1時間に満たない場合は少ない方を1時間にして、多い方にその分プラスする、とも記述されています。

 

これはあくまで通常棋戦の場合。

タイトル戦の場合は、指し直しになることもあれば引き分け扱いになる場合もあります。
この前の叡王戦がそうでしたね。

 

例によって松本さんの記事が詳しいので、紹介します。

news.yahoo.co.jp

 

マチュアの大会の場合は規定はそれぞれ異なりますが、

「少ない方を10分に合わせて、多い方にも同じだけ追加して即指し直し」

というルールが一番多いように思います。

 

この時問題なのが、対局時計の扱い。

先後が入れ替わるのですが、対局時計の場所は変わらない場合が多いです。
再設定しなければならないので、トラブルが起こりやすいからだと認識してます。

 

ただし。最新の対局時計では時間を入れ替えることができます。

changeという機能ですね。このために搭載されている機能だと思うのですが・・・あまり知っている人はいなさそうでした。

この対局時計です。

www.amazon.co.jp

 

持っている人・部活などで触れる人はぜひ確認ください。

時計の場所、かなり重要ですよ。

先手で始まって左側に置いてあって、千日手になったら後手なのに左側。
それだけで評価値的には−50くらいあると認識してます。

 

逆に、後手で始まって利き手側だったら千日手になっても何も言わずにそのまま進めてみるのもいいかもしれませんね笑

 

この記事でも同じようなことに触れてますので、ぜひご覧ください。

kicktan.hatenablog.com

 


トラブルの元になりますので、運営側の指示には従ってくださいね。

その上で、「機能として入れ替えることができるので」と指摘するのはありだと思います。

 

ルールや機能は知っておいて損はないのですが、ひけらかすものではありません。

 

自分を守るため、正々堂々勝負をするため、はたまた勝ちを拾うため。
様々な理由があると思います。

でも、ルールがあるからこそゲームは成立します。

 

ぜひルールを覚えて、守って、神の一手に近づきましょう。

 

これが言いたかった。

 

最終回と書きました。が、まだもうちょっとだけ続きます。

次回はプロの反則負けを取り上げる予定。

 

 

将棋図巧解いてみた【第4番】

将棋図巧を解いてみるシリーズ。

今回は第4番を解いてみました。

 

kicktan.hatenablog.com

 

問題のURLは上記より。

これはすぐに解けませんでした。思考の進捗をレビューの代わりとします。

 

1日目(30分)

初手は35金だと思うけど、他の手がないか探してみる。

25角・・・24玉に14角、ダメだな。

26桂も同様。

竜の開き王手だと成桂に取られてしまうので消去法は簡単でした。

 

35金に戻って、同金46桂打44玉35角同玉※・・・ここまでは一直線。

25竜同玉なら26金で詰みだが、同香で詰まないので他の手を組み合わせないといけないのですが・・・

一番ありそうなのは26角。24玉15角同玉26金24玉25金33玉・・・詰まない。

 

ここで一旦諦め。

 

2日目(40分)

1日目と同じく※のところから考えるも、同じ筋で詰まないことを確認するだけで終了。

 

3日目(40分)

解けなかったため、ブログの記事として思考の進捗を書くことを思いつく。

 

1日目の25角と書いたところで閃きが。

初手16角!

同飛に35金から※まで進めた時に、34金で詰み!!

・・・と思ったのですが。

16角には25合でどうやら不詰めの様子。※まで行った時に、香車が効いていて25合駒が取れない。

 

というわけでやはり※までは確定か。

 

総当たりスタート。

44角・・・同玉54金35玉でダメ。

24角・・・同香以外は不可。同飛25竜同玉で少し足りず。

26角・・・25玉15角同玉でダメ

13角・・・同香で続かない

 

・・・あ!そっか!

以下、答えのネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※で17角でした。初手16角と同じ発想ですね。

その後上記した24角の変化になって、合駒が入っているから詰む。

25竜が見えてたから、その後はスムーズでした。

 

総当たりになってしまったのが非常に悔しい。

 

所要時間:110分(三日間)

将棋図巧 4番/100番

 

 

将棋図巧解いてみた【第3番】

前回に続いて、将棋図巧の第3番を解いてみました。

kicktan.hatenablog.com

問題は上記の記事を参照ください。

狭そうに見えますが、右側にも駒があるので簡単ではなさそう、あ、これ打ち歩回避だな・・・とまでは行くのですが。

歩を何枚持っているのか、どこに打ったのかが頭の中では整理するのが難しい問題でした。

 

大駒を捨てる爽快感がたまらない作品です。

 

以下、答えのネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

邪魔駒消去を何度も行う詰将棋でした。

まずは打ち歩詰め回避のために、飛車不成で取らせて動かす。
そうこうして左側を全て精算し、飛車と歩だけで86玉の形へ。

狭そうに見えて全然捕まりません。

ポイントは55竜ですね。この捨て駒が見えて一気に進みました。

 

もう一つ、詰まるところがあります。

63玉の場面。金を取ったり、74馬引く〜73歩〜51とでも詰まないし。

まさか攻め方の54歩が邪魔駒とは!!

43馬の爽快感をぜひ味わって欲しいです。

あ、ここまで読んでる人はもう解いてるか諦めた人か。

 

 

所要時間:約20分

 

将棋図巧 3番/100番